宿泊客の安全を守るために
三重県鳥羽市に位置する旅館「戸田家」では、宿泊客の安全を確保するために、従業員を対象とした「初動救護員養成講座」が開かれました。
この取り組みは、万が一の事故や急病に備えるためのもので、従業員たちが心肺蘇生法や応急処置の知識を学ぶ貴重な機会となっています。
観光地として多くの宿泊客が訪れるこの旅館でのこうした教育は本当に重要ですね！
地域との連携による学び直し
この講座は、鈴鹿医療科学大学の救急救命学科教授である神藏貴久さんが講師を務め、地域のリカレント教育を推進する「リカレント教育プラットフォームみえ」の一環として行われました。
高等教育機関と地域社会が連携することで、従業員のスキル向上を図る素晴らしい試みです。
参加した従業員たちも、実際の業務に即した内容を学ぶことができ、非常に充実した時間を過ごしました。
緊急時の対応スキルを身につける
講座では、宿泊客が利用する客室や食事会場、風呂場など、さまざまな場面を想定した独自のカリキュラムが用意されていました。
受講者たちは、胸骨圧迫やAEDの使い方を訓練用の人形を使って実践し、いざという時に役立つスキルを身につけました。
特に心肺蘇生法は、早急な対応が命を救う鍵となるため、従業員たちの真剣な取り組みが印象的でした！
自信を持ってお客様に対応できるように
受講後、ケータリング課の日比将平さんは「専門の知識を学べる機会は本当にありがたい。
この学びを活かして、食事会場で体調を崩されるお客様に慌てずに対応できるようになりたい。
」と語り、その意気込みが感じられました。
こうした声は、多くの従業員たちがこの講座を通じて、自信を持ってお客様に対応できるようになりたいと願っていることを示していますね。
お客様への思いやりを大切に
神藏教授は「講座を通じて、お客様も自分たちで助けるという意識を高めてほしい」と話しており、これはお客様への思いやりを表す重要なメッセージです。
宿泊施設における安全対策が強化されることで、旅館は安心感を持って利用できる場所になります。
このような取り組みが広がれば、より多くの人々が安心して旅を楽しめることでしょう。
戸田家の皆さんの努力は、宿泊客にとっても大きな安心材料になりますね！
