津市一志町での歴史ウオークの魅力
古墳時代からの旅へ
三重県津市一志町では、年に一度、ボランティアガイド団体「一志町歴史語り部の会」による歴史ウオークが行われます。
参加者たちは古墳時代以来の貴重な史跡を巡り、歴史の長大な流れを実感する貴重な体験をします。
実際に多くの人々が参加したこのウオーク、約4.5キロの距離を歩きながら様々な気づきや発見があったことでしょう。
心地よい風とともに、悠久の時を感じるのはとても素晴らしいですよね。
屋敷神や鏝絵のある蔵の魅力
参加者は、地域の民家に残る「屋敷神」や美しい「鏝絵」のある蔵を訪れ、地域の文化に触れる機会を得ました。
これらの神聖な屋敷神や伝統的な装飾は、その家族の歴史や地域の風土を表しています。
まるで家族の思い出を語りかけるかのように、皆さんも静かにその魅力に引き込まれたことでしょう。
文化遺産を実際に目にすることで、私たちの文化の価値を再認識する良い機会です。
井関石の歴史的背景を学ぶ
ウオークの一環では、井関石の採掘場も訪れました。
古墳時代から利用されてきたこの石は、実際にお城や重要な施設にも使われているそうです。
事実、明治村にある三重県庁舎の玄関部分のアーチも井関石を使用しているとのこと。
歴史の重みや土地の特性を理解できると、ますますその価値が深まりますね。
皆さんもその場で実物を見ながら、自然と歴史に心を寄せたのではないでしょうか。
地域の文化財とのふれあい
延命寺では、井関石で作られた「くり抜き家形石棺」など、県指定の文化財を見学しました。
これらの文化財は、地域の歴史や人々の信仰心の表れであり、実際に目にすることでその重要性がじんわりと感じられたことでしょう。
高田派の持花庵では、ゆったりとした雰囲気の中、地元の伝説や歴史的な背景を伺い、心に残る体験となったはずです。
地域の人々との温かい交流
ウオークを通じて、地域の人々との交流も大きな魅力のひとつです。
参加者の方々からは、「自分たちでは訪れられないような場所に行けて、勉強になる」という声や、「地域の歴史を掘り起こしてくれるガイドの方々に感謝」といった感想が寄せられました。
このようなふれあいを通して、歴史や文化が人々の心に刻まれていくのですね。
地域の誇りを再確認できるとともに、心が温まるひとときだったことでしょう。