新年を迎えるためのしめ縄張り替え
新年に向けた準備
毎年恒例の神事として、三重県伊勢市二見町の二見興玉神社で行われる大しめ縄の張り替えが、12月15日に行われました。
この行事は、新年を迎えるための大切な儀式で、夫婦岩を結ぶしめ縄を新たにすることで、神々への感謝の気持ちや、家族の安全、幸せを願うものです。
しめ縄は、長さ35メートル、重さ40キロ、そして太さ10センチという大きなもので、その迫力は毎回多くの人々の心を惹きつけます。
何度見ても、その重厚感には圧倒されてしまいますよね。
神職と氏子の結束
神社の本殿でおはらいを受けた後、神職や氏子たち約20人が息を合わせてしめ縄を結び付ける様子はとても感動的です。
太鼓の音や木やり唄が響き渡る中、2つの岩に登るその姿は、まるで古の儀式を行っているかのよう。
岩に登る姿は見ごたえがありますし、その緊張感がまた、周囲の雰囲気を一層引き立たせます。
この神聖な瞬間を目にすることができるのは、一種の特権と言えるかもしれませんね。
しめ縄の役割と意義
夫婦岩は、沖合720メートルの海中にある「興玉神石(しんせき)」を拝む役割を担っています。
この石は、地域にとって大変重要な存在であり、大しめ縄で結ばれることで、神聖さが一層強まります。
しめ縄を張り替えることで、家族や地域の結束を強め、平和な一年の始まりを約束するのです。
今年もまた、この大しめ縄が地域全体の幸運を呼んでくれそうで、心が弾みます。
宮司の願いとコミュニティの絆
金子清郎宮司は、「興玉神石を守る大しめ縄を張り替えて新年を迎える準備ができた。
来年は皆さんにとって良い年になりますように」と述べていました。
その言葉には、地域の人々への深い愛情と願いが込められており、思わず涙が出そうになります。
一人一人が祈りを込めてしめ縄を見守る姿が印象的で、地域の絆をより一層強めているように感じられます。
新年を迎える準備をしよう
このような神聖な儀式を通じて、私たちも新年への準備を整えたいものです。
どんな一年を望むのか、家族と共に話し合い、絆を深めることも大切ですね。
しめ縄の張り替えを見ることで、新たな気持ちを抱き、希望に満ちた一年を迎えられることでしょう。
ぜひ皆さんも、機会があれば二見興玉神社を訪れて、美しい風景と共に心温まる瞬間を体験してみてください。