ついに明らかになった不正請求
三重県立総合医療センターが保険適用外の腹腔鏡手術を開腹手術と偽って診療報酬を不正に請求していた問題が注目を集めています。
最近の監査結果では、なんとリハビリに関しても保険適用外の請求が行われていたことが新たに判明しました。
このような事態は、患者や保険者に大きな影響を及ぼし、返還額は驚愕の約6億円にのぼるとされています。
監査の結果、明らかになった問題の数々
監査では、特に過去数年間にわたるリハビリの約20万件が保険適用外であることが発覚し、驚きの声があがりました。
計画書を作成せずにリハビリを行っていたケースもあったそうで、これは医療機関としての基本的なルールすら守られていなかったことを意味します。
患者さんの安心を最優先に考えるべき医療機関でこうした問題が起こるとは、なんとも痛ましい限りです。
再発防止の取り組みが必要な現状
この問題について、東海北陸厚生局は病院全体の診療報酬の算定ルールに対する意識が低いと指摘しました。
背景には、医師と事務方の連携不足や研修の不十分さがあるとされ、再発防止のためには組織全体での見直しが急務です。
小倉康彦事務局長は「患者や地域に不安を与え、申し訳ない」と謝罪し、院内で再発防止チームを立ち上げることを表明しました。
患者と地域の信頼を取り戻すために
このような不適切請求問題は、患者の医療への信頼を損ねるものです。
医療機関は、しっかりとしたルールを守り、患者にわかりやすく説明する責任があります。
これからの医療は、最後に患者が安心して治療を受けられる環境を整えることが重要です。
信頼回復に向けた具体的な取り組みが、一日でも早く実現することを願っています。
一人ひとりが声を上げることの重要性
最後に、我々一人ひとりがこの問題に対して目を向け、必要であれば声を上げることがどれほど重要かを再認識させられます。
制度の不備や不正請求に対して、しっかりとした監視役となることが、より良い医療環境を築く上で不可欠です。
医療の現場で働く方々には、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいですね。
