伊勢神宮外宮 せんぐう館：日本の伝統と歴史を感じる博物館

せんぐう館【伊勢神宮の博物館】: 伝統と歴史の宝庫

1. はじめに

伊勢神宮外宮のほとりに佇む「せんぐう館」は、歴史と伝統の薫りが漂う場所です。令和元年11月7日にリニューアルオープンし、神宮式年遷宮にまつわる貴重な展示が、訪れる人々を感動と学びの世界へ誘います。

 

2. 伊勢神宮との歴史的な繋がり

せんぐう館は2013年の第62回式年遷宮を記念して誕生し、その特別な立地は伊勢神宮外宮の美しい勾玉池のほとりに誇らしげに佇んでいます。ここで伝承される歴史は、神宮と深い結びつきを持ちます。

 

3. 基本理念：神宮式年遷宮の伝承

館の基本理念は「神宮式年遷宮を伝える」こと。20年ごとに行われる神宮式年遷宮の歴史が、工事に使用された道具や神事に関連する装束、神宝などを通じて、訪れる者に鮮明に伝えられています。

 

4. 式年遷宮の神秘: 20年に一度の神聖なる祭典

4.1 式年遷宮の由来と歴史

式年遷宮は1300年前、天武天皇の発意により始まり、20年ごとに宮を新しく造り替え、神宮を遷す伝統的な祭典です。現在までに62回の遷宮が行われ、平成25年に最後の式年遷宮が執り行われました。

 

4.2 式年遷宮の目的と意義

20年ごとに神宮を改めて造り替える理由は、「常に二十箇年を限りて一度、新宮に遷し奉る」（皇太神宮儀式帳）とされています。この祭典は、伝統と歴史を次代に伝えるとともに、神聖なる姿を永遠に保つために行われます。

 

4.3 御装束神宝の役割と伝承

式年遷宮では、20年ごとに社殿とともに御装束神宝も新たに調製されます。これには714種、1576点もの種類が含まれており、御装束と神宝にはそれぞれ異なる意味と役割があります。その調度品は、せんぐう館と神宮徴古館で展示され、文化伝統の継承に大きな意義を持ちます。

 

5. 住所とアクセス

• 住所: 〒516-0042 伊勢市豊川町前野126-1
• 電話番号: 0596-24-1111 (神宮司庁)

6. 開館情報

• 営業時間: 午前9時から午後4時30分（最終入館は午後4時まで）
• 休業日: 毎月第2・第4火曜日（祝日の場合はその翌日）※臨時休館の場合があります。

7. 入場料金

• 一般: ￥300（団体料金：￥200）
• 小・中学生: ￥100（団体料金：￥80）

8. アクセス

• 公共交通機関: 近鉄・JR「伊勢市駅」外宮方面改札口から徒歩5分
• 車: 伊勢自動車道「伊勢西IC」から5分

9. 結び: 伝統の継承と祈りの永遠

せんぐう館は、日本の歴史と伝統を感じる場所として、訪れる方々に多くの感動と学びを提供しています。ぜひその足跡をたどり、神宮の神聖なる雰囲気に触れてみてください。

 

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