伊勢神宮の荘厳さに触れる旅の始まり
全国に約8万社ある神社の中でも、伊勢神宮は特に神聖視されています。
それは人々の長い祈りの歴史が詰まった場所であり、訪れるたびに心が洗われるような感覚に包まれます。
筆者はこの神聖な場所に足を運ぶたび、「何かに見守られている」という心の安らぎを感じます。
伊勢神宮の内宮（皇大神宮）は、通年を通じて多くの訪問者に親しまれており、その厳かな空気は何度訪れても心を奪われます。
古の歴史と神々の存在感
内宮の創建は紀元前4年で、祭神は太陽の神・天照大御神です。
太陽が万物を育むように、伊勢神宮は日本人にとっての総氏神としての存在感を放っています。
参道を進むと、五十鈴川にかかる宇治橋が見えてきます。
この橋を渡る瞬間、神聖な空間に足を踏み入れることを強く実感するのです。
「新しい自分に生まれ変わる」との思いが胸に湧き、神聖な存在の力を感じながら自分を奮い立たせることができる場所です。
式年遷宮の壮大な伝統
伊勢神宮では、20年に一度の「式年遷宮」という大規模な神事が行われます。
この祭事は、新しい社殿を創建し、御装束神宝も新たにすることによって「常若」の精神を象徴しています。
次回の式年遷宮は2033年。
しかし、準備には8年の歳月を要するため、2025年から祭事が始まる予定です。
これを機に、多くの人々が伊勢を訪れることが期待されています。
ぜひ、そんな特別な瞬間に立ち会うチャンスをお見逃しなく。
清らかな流れの五十鈴川
内宮境内では、徳川綱吉の生母・桂昌院が寄進したとされる石畳の五十鈴川御手洗場も必見です。
そこで行う手水は、自分自身を清める大切な儀式です。
また、五十鈴川の周りには新緑や紅葉といった四季折々の風景が広がり、どの時期に訪れてもその美しさに魅了されることでしょう。
澄んだ流れの中で私たちの心も浄化され、豊かな自然の恵みを感じることができます。
最後に心を込めて祈りを捧げる場
伊勢神宮の中でも特に重要な場所が荒祭宮です。
天照大御神の荒御魂を祀るこの宮では、感謝の祈りを捧げた後、さらなるお願い事をする人も多いです。
また、足腰が悪い方も心配無用の遙拝所も整備されていますので、誰もがアクセスしやすい神聖な空間です。
伊勢神宮での参拝を通じて、心が豊かになり、日々の生活に活力が湧いてくることでしょう。
参拝を終えた後の清々しい気持ちを、ぜひあなたも体感してください。
